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人を育てる褒め言葉

占星学は、意外性を見つける強力ツール

人間は慣れ親しんだことには 安らぎは覚えるが、刺戟は受けない動物だと思う。

強い印象を相手に残すには、 「意外性」が命だ。

褒め言葉も同じなのではないだろうか。 例えば、「行動力がある」といつも褒められている人にとっては、 その点を褒められるのは日常的なこと。 だからあまり印象には残らないはず。

本人も自覚している点なので、 脳内に新しい動きもないだろう。

でも、もしも「慎重なんですね」といった 変化球を食らうと、人間は新しい脳内回路を開いていく。 そして新たな可能性に目覚めると思う。

ここに人を育てる褒め言葉の鍵があるような気がする。

「ではそれをどうやって見つけるのか?」

そこで登場するのが占星学だ。

ホロスコープを片手に、相手をよく観察し、 相手の中を旅していくと、 思わぬ可能性に出会う。 長い間埋もれていて、今まで本人はもとより、 誰も気付かなかった可能性だ。

占星学の知識があると、 人の中を旅する道具が色々と見つかる。 「えっ、この斧も使っていいの」 「わぁこの部屋の鍵が手に入った」

まるでバーチャルの世界だ。

誰も入ったことのない路地や 秘密の部屋にまで、入り込むことができる。

驚いて逃げ出したくなったり、 あまりの美しさにいつまでもそこに 居たくなったりする。

これこそが占星学の楽しさだろう。

相手の意外性を発見し、 心に残る言葉を発するには、 占星学の知識は強力なツールだ。

相手の中に、想像もしなかったような 可能性を見つけたときの喜び、 この瞬間があるからこそ、 何年も占星学を学んでいるんだと思う。

そして、この可能性を見つけて、 本人のもとに届ける作業こそが、 私の目指すアストロカウンセリングだと思う。