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敬語は一日にして成らず

語学の習得と同じ

敬語を正しく使える人は、 誰から見ても美しいものですよね。

日本語を日本語たらしめる所以でもあるし、 日本語の最も難しい点でもあると思います。

外国人が日本語を習得する際、 敬語の理論を覚えることは、さほど難しくないが、 それをどの場面で使うかが最も難しいと、よく耳にします。

例えば、最初は敬語を使っていた二人が、 どの時点でタメ語で話すようになるのか、 あるいは初対面の人に対しては、 どのレベルで話し始めたらいいのかなどです。

ですから、とても親しくなっている外国人に、 「ねぇ、昨日どこか行った?」などと質問し、 「はい、私は、昨日新宿に行きました。あなたは昨日どこにいらっしゃいましたか」 なとど言われて、か・な・り違和感を抱く日本人も多いことでしょう。

ただし日本人でも、正しい敬語を使える人は、 そう多くはないと思います。

何故なら、これは学校教育より、家庭教育が重要で、 小さい頃から何億回も敬語を聞いたり、何億回も話したりしていないと、 とっさには出ないものだからだと思います。

企業研修などでマニュアルとして習っても、それは所詮付焼刃。 その人の深い部分には落とし込まれていないので、 何かぎこちなさが残るように感じます。

まるで大人になってから習った、 たどたどしい外国語を話しているようなのです。

やはり敬語のネイティブには敵わないと思うのです。

そして、 習いたてのおかしな敬語を、 おかしいと瞬時にわかるのも、 ネイティブの人だけなのです。

もしあなたが敬語のネイティブなら、 それを崩すことも、完璧に話すことも変幻自在です。

でも大人になってから習ったなら、 崩すことは簡単でも、完璧に話すことはとても難しいことだと思うのです。

アストロリレーションスタッフの武井淳、 自分のスタッフの事で恐縮ですが、 英語もネイティブですが、敬語もネイティブ。

彼女と話すと、日本語本来の美しさに目覚め、 私も襟を正す思いがします。

言語は変化していくものではありますが、 やはり敬語だけは、 これからも受け継がれて行って欲しいと思います。

おっっと ! 遠くから、とんでもない言葉が飛び混んできました。 まずは自分の身近から・・・・ですね