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注意書きの多さにびっくり

子ども扱い?それとも親切?

乗り物の中は勿論、 駅のホーム、トイレ、ありとあらゆる場所に 数多くの注意書きがある日本。

海外でもあまり類を見ないのではないでしょうか。

昨日もカウンセリングに行く途中、 駅や地下鉄の中を見渡しただけで すぐに20以上もの注意書きが見つかりました。

この他にも、 手を挟まれないように。 携帯電話の電源を切りましょう。 つり革におつかまり下さい。 急ブレーキに注意。 などなど 数えだしたらキリがありません。

そしてこれだけでは止まりません。 車内放送がさらに後押しをします。 「この先揺れますので、つり革におつかまり下さい」 「傘のお忘れ物が多くなっております」 「優先席付近での携帯のご使用はご遠慮下さい」 「窓のお近くの方は、お手数ですが、換気にご協力下さい」

当然次の停車駅も教えてくれます。 「次は新宿、新宿。お忘れ物のないようにお降り下さい」 「前の方を押すと大変危険です。順番にお降りください」と続きます

人口密度の高い日本のマナーを 一定レベルに統一するには、 いい方法なのかもしれません。 勿論、日本人の国民性にも関係あると思います。 そして気付かないうちに、 私たちの脳に刷り込まれていくのでしょう。

これぞサービス大国の極みかもしれませんが、 外国人がよくジョークにして話しているのも聞きます。 「次はそろそろトイレに行きたくありませんか。行きたい方は ドアの近くにお集まり下さい」何て言ったするかもよ。 ・・・だそうです(ムッ)

でも、こんな生活に慣れた私達が海外に行くと、 時として大きな不安に包まれます。 「えっ何も言わないけど、次が私の降りる駅かしら」 「まだ電車が来ないけど、どうして放送がないんだろう」 「この人は平気で食べているけど、これって禁止じゃないの」 「皆ここに並んでいるけど、この場所でいいのかしら」

勿論言葉の問題もあるとは思いますが、 結局私たちは温室育ちなんですよね。

先日インドから帰国して、成田のシャトルバスに乗ったとき、 「揺れますのでつり革におつかまり下さい」と 例の放送が流れました。

慣れた日本人は無反応。 横にいたインド人は慌ててつり革をつかみました。 そして思ったんです。 「そうよね。こんな放送がインドで流れたら 死ぬか生きるかの時だものね」と思い、 思わず一人で笑ってしまいました。