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惑星の年齢域 2

エリック・クラプトン

私は自他共に認めるクラプトンファンなので、 彼については一度は書きたいと思っていました。

ただし、クラプトンがどんなに素晴らしいギターリストかを 書き始めたら、止まらなくなるので、それはやめておきます。

今日はそれぞれの惑星の年齢域を ギターリストとしての彼がどのように過ごしてきたかを 書きたいと思います。

彼が16才から25才、すなわち金星の年齢域のころ 「女の子たちにもてたい」という動機を持って ギターリストの道に入ります。 そして自分のギターの音色に酔いしれ、 ファッションにも最高にこだわり、 思いっきり金星を味わっていました。 人生を謳歌していたのです。

それが26才から35才になり太陽の年齢域に入ると、 自分のギターに対してよりシビアになって行きます。 どのような方向で進んでいくのか、 葛藤の時代の幕開けです。 サターンリターンを迎えたのもこの頃です。 3年間休業し、アルコール量も増えて 行きました。復活は29才の時でした。

そして36才から45才の火星に達すると 彼の音色、存在、全てがゆるぎないものに なって行きます。まさに存在感を見せ付けるようでした。

46才から55才の木星になると バンドにいるほかのギターリストに リードをさせることも増えてきました。 ファンとしては何となく欲求不満になるのですが 彼はいたって幸せそうでした。

そして今、彼は土星の年齢域にいます。 この世で何を成し遂げて、 そして何を残していけるかといった 境地に達しているようです。

若い人のギターには勢いがありますが、 土星まで味わったギターリストの音色には それだけではない特別の響きがあります。

私たちもそれぞれの人生で、 今自分はどこの年齢域にいるのかを意識し、 その惑星のパワーを思いっきり使い切ることで、 成熟への道が開けてくると思います。