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まずは自分が幸せに

恵まれていた私

今までずっーと、 相手の幸せを同じ温度で喜べるかどうかは、 その人間の成熟度の表れだと思っていました。

ですから、

若い頃は、 相手の幸せを妬む人を見ると、 「そんなに悔しいなら、自分が努力すればいいじゃない。 人を羨む暇があったら、追いつく努力をするほうがずっと建設的 」と 男性宮的、強気の発言をしていました

でも時は流れ・・・・ 自分が病気になって、 初めて見えてきたものがありました。

それは、

まず自分が幸せでないと、 相手の幸せを心から祝福するのは難しいということです。

当たり前のように思えるこのことが、 私のとても深い部分に落とし込まれたような気がします。

私の場合、病中は 自分だけが世の中から取り残されたように感じ、 見る人、見る人、まるでダイヤモンドのように思えてきました。

そんなとき、 相手の幸せな話は眩しすぎて、 聞けば聞くほど、自分の惨めさを 浮き彫りにするだけになってしまったのです。

こんな経験を通して、 今まで人の話を素直に聞けたのは、 私が申し分ないほど幸せな人生を 歩んできたからだと気付くことができました。

相手の幸福を心から喜べる、 成熟した人間で世界中を一杯にするには、 まずは一人一人が幸せになることが、一番なのだと思います。

蓼科の夜星を見つめながら、 ふとそんなことを考えていました