人を疑わない心
先日薪を買いに、車で30分ぐらいの場所にあるお店に行きました。
このお店は薪の専門店で、 海外から輸入した斧や暖炉や、 それに付随する様々な商品を扱っています。
面白いことに自然派ワインやワイングラスも売っています。
お店に行くと正面にCLOSEのサイン、 でもドアも全て開いていて、中には誰も居ません。
カウンターを見ると 「今留守にしています。御用の方はこちらまでご連絡下さい」と 携帯番号が書いてあります。
その横にはレジ、そしてコンピューターも置いてあります。
そこで、まず電話をして、後ほどまた伺うことを告げました。
「お待ちしています」との返事をいただき、電話を切りました。
しばらくして行くと、今度は外にOPENのサイン、 でもまたまた誰も居ません。
そこで、また携帯に電話をすると、 「お待ちしていないでいないですみませんでした。急な配達があって、後5分で戻ります」とのこと。
そして5分後ついに、オーナーが登場。
満面の笑みをたたえ、 「何度もすみませんでしたね」 「いえいえ、それにしてもこんなに高価なものがあるのに、泥棒が入ったら大変ですね」と私 オーナー「あっ泥棒ね。来ないように頼んでますけどね」とまたニッコリ。
何か、すごい。只者ではないバイブレーション
だって、もし心の中にホンのホンの少しでも 「盗まれたら大変」という気持ちがあったら、 いくら田舎でも、これはできないはず !
きっとこの人は心の中にそのような疑いがゼロなのだろう。 これはある意味悟りだと思った。