日本語は難しいか?
日本語教師の時も、そして今も外国の方によく聞かれる質問です。
「日本語は文法的には決して難しくありません。 ただ敬語の使いわけは、ちょっと難しいかもしれません。」
と、いつもお答えしていたのですが、実は敬語も理論的には決して難しくはありません。
では何が難しいのか。
この説明が今まで上手くできなかったのですが、最近いい説明の仕方を見つけました!
(こういう瞬間が一番燃えます 笑)
それは、音楽に例えて説明するというものです。
敬語が難しいのは会話の途中でレベルが変化することです。
初対面の方とお話していて、だんだん言葉の使い方も変わって行く・・・
日本人ならすぐにわかる状況だと思います。
でもこのタイミィングを読み、自ら変化したり、変化にすぐに応えたりは至難の業なのです。これを説明するのも同じくとても難しいです。
そこで、音楽に例えて説明してみました。
例えば、二人でクラッシクミュージックをしっとりと歌っていたが、しばらくしたら相手が微妙にトーンとリズムを変えて歌い始めた。
その瞬間を見逃さず、すかさず自分もその歌を歌い始める・・・
これがあらゆる場面で起こるのが敬語の使いわけで、これを瞬時にできるようになるのが、難しんですよねぇ。
すると皆さん、敬語の難しさをとてもよく理解して下さいます。
そしてそんなことができる日本人は凄い!!ということになるわけです。
民間大使として、日本人尊敬度アップを目指し、こうして今日も努力を続けております