ホロスコープについて
7:33PMで出したチャートです。
マイケル・ジャクソンのチャート
この出生時間が正しいとするならば、 真っ先に飛び込んでくるのが土星のMCへの コンジャンクションです。
土星は忍耐、制約、また父親も表します。 MCが射手座であることから、彼は自由を求め、 常に新しいことを追求しているときに生き生きとしているはずです。 また若々しい感性を持ち続けています。でもそこに重石のように 責任や義務の重圧が土星によってもたらされていることがわかります。
もう１つは月と土星のスクエア 月は感情や心の深いところで求めていることを表していますが、 そこにも土星の影響が大きく、自分の気持ちを押さえ込んだり、 素直に出せない一面を持っていたのでしょう。
他にも水星と火星のスクエア、金星と火星のスクエアなども気になります。 これらは全て彼の内的な面に強く係わっています。
とは言え、彼はスーパースター、 それをバックアップするアスペクトも沢山あります。
金星と土星のトライン、金星とMCのトライン、 努力がお金と人気に結びつくことがわかります。
水星と木星のセクステル、芸術に係わる海王星と太陽のセクステルも 彼の才能の開花には大いに役立ったことでしょう。
また彼をユニークで唯一の存在にすべく、 金星と天王星のコンジャンクションもあります。
第６ハウスの星を見ても、彼がいかに仕事人間だったかがわかります。 世界平和のために尽力した気持ちも見えてきます。
第1ハウスの月から、シャイで繊細な彼の一面も伝わってきます。
太陽は努力家で完ぺき主義な乙女座に、 そして感情や潜在的な部分を表す月には、 感受性豊かな魚座が入っています。
エンターティーナーには不可欠の獅子座も 水星と金星に入っています。
占星家として、ホロスコープを眺めていると、 まるで彼が身近に居るように感じてくるから不思議です。 これこそがホロスコープを解読する大きな意味かもしれません。
彼と話すことは出来なくても、彼の気持ちが痛いほど伝わってきます。 そしてこのホロスコープの中に彼は生きていると思うのです。
彼の死については、 プログレッションチャート、トランジットチャートを分析すれば、 色々なことが見えてきます。でもそんな後付はどうでもいいように私は思います。 それがわかっても、あまり意味がないような気がするのです。
占星学の知識を深める意味では面白いかもしれませんが、 私はファンだったので、そんな気持ちにあまりなれないのも事実です。
ちょっとしつこいですが(笑) 続く・・・・
